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「ビレッジハウスはやばい」とYahoo!知恵袋で言われているのはなぜ?

新生活を始めるのに「ビレッジハウス」の利用を検討しているけど、
Yahoo!知恵袋の「やばい」という評判で二の足を踏んでいる人も多いかもしれません。

ではビレッジハウスとはどういったものなのか、Yahoo!知恵袋ではどういった意味で
やばいと言われているのかなどを詳しく見ていきましょう。

ビレッジハウスって何?

ビレッジハウスは安く借りられる賃貸物件であることはよく知られていますが、
それ以上のことは知らないという人も多いのではないでしょうか。

ビレッジハウスは「雇用促進住宅」を民間業者が買い取り
リフォーム・リノベーションして提供されている賃貸住宅のことです。

雇用促進住宅は雇用保険事業の一環で、移転就職者が移転先で新しい住居が
確保できるまでの暫定的な住居として利用することを目的とした団地です。

雇用保険法が改正されたことで雇用促進住宅を廃止、
残った建物を民間企業に売却する方向となります。

2016年と2017年に入札が行われ、
2900棟余りを「フォーレスト・インベストメント・グループ」の企業が落札します。

フォーレスト・インベストメント・グループが「ビレッジハウス・マネジメント株式会社」を
設立して、買い取った建物をビレッジハウスとして提供しているのです。

フォーレスト・インベストメント・グループはソフトバンク傘下で、ビレッジハウスを
管理運営しているビレッジハウス・マネジメントもソフトバンク傘下となっています。

フォーレスト・インベストメント・グループがソフトバンクグループであれば、
ビレッジハウスも安心して利用できますね。

ビレッジハウスは築古物件が多い

元々雇用促進住宅だった建物を買い取っているので、
ビレッジハウスは総じて築古物件が多いです。

雇用促進住宅の事業が始まったのは1960年代ですから、
建物によっては築60年というケースもあります。

比較的新しいものもありますが、
それでも2000年代に建てられているので築20年前後となります。

リフォーム・リノベーションを行っているので、
内装はいかにも築古物件といった感じではありません。

ただ人によっては間取りや水回りの設備に古さを感じることがあるとも言われます。

ビレッジハウスが「やばい」と言われるのは?

Yahoo!知恵袋などでビレッジハウスが「やばい」と言われるのには
様々な要因があります。

悪い意味でやばいと言われることも少なくありませんが、
良い意味でもやばいと言われることもあるのです。

ではビレッジハウスの何がやばいのか、
まずは良い意味でやばいと言われるポイントを詳しく紹介しましょう。

初期費用が安すぎてやばい

マンションやアパートなどの賃貸住宅を借りる際には
 ・敷金
 ・礼金
 ・仲介手数料
 ・鍵交換費用
などの初期費用がかかります。

ビレッジハウスでも多少の初期費用はかかるものの、
一般的な賃貸住宅に比べると安すぎるのでやばいと言われることがあるのです。

一般的な賃貸住宅の場合
 ・敷金、礼金 家賃の1~2か月分
 ・仲介手数料 家賃の0.5~1か月分
 ・鍵交換費用 1~2万円
がそれぞれの相場となります。

例えば家賃5万円のアパートを借りるとすると、
 ・敷金と礼金で10~20万円
 ・仲介手数料で25,000~5万円
 ・鍵交換費用で1~2万円
の合計14~27万円ぐらいの初期費用が必要です。

ビレッジハウスでは敷金・礼金不要、不動産業者を介さないので仲介手数料も不要、
鍵交換費用も無料となっています。

入居当月の日割分と1か月分の家賃の前払いは必要なものの、
初期費用がほぼゼロで済みます。

また賃貸契約を更新する際の更新料も不要で、ビレッジハウスは家賃以外の費用が
ほとんどかからないこともやばいと言われているのです。

家賃が安くてやばい

ビレッジハウスが良い意味でやばいと言われる最大の理由は「家賃の安さ」です。

東京23区内だと月10万円15万円を超えるケースもありますが、
東京以外だと月2万円台からとなっています。

23区外なら東京でも2DKが6万円台で借りられますし、
23区内でも間取りによっては10万円以下で借りられます。

例えば品川八潮にあるビレッジハウスの物件は2LDKで家賃が約17万円です。

ビレッジハウス以外で品川八潮で2LDKの物件を借りるとなると、
家賃相場は20万円を超えてきます。

特に学生や社会人1年生など金銭的に余裕の無い人にとっては
家賃が大きな悩みの種となります。

ビレッジハウスは周辺の相場よりも安く借りられて、
家賃負担が軽いのでやばいと言われるわけです。

引っ越しサポートがお得でやばい

2023年3月現在、ビレッジハウスの賃貸物件を契約すると最大3万円分の
引っ越しサポートが受けられます。

家賃を3万円割引してもらうこともできますし、
カーテンとシーリングライトを3万円引きで購入することもできます。

3万円以内であれば、家賃1万円引きとカーテン・シーリングライトの
購入費用2万円などといったように両方に割り当てることも可能です。

さらに物件によっては1か月のフリーレントが付いており、
入居月は日割家賃が必要ですが翌月は家賃が要りません。

引っ越し業者の割引クーポンも貰えますから、
ビレッジハウスへの引っ越しにかかる費用も節約できます。

賃貸物件契約時に特典が貰えるケースは他にもありますがここまで充実していることは
少ないので、ビレッジハウスは特典がお得すぎてやばいと言われるのです。

入居審査のハードルが低くてやばい

ビレッジハウスの入居時に審査は他の賃貸物件に比べてハードルが低いと
されています。

職業や年齢は不問、外国人もOKですし、無職でも預貯金があれば入居可能です。

お金を持っていても高齢を理由に入居を断られるケースがありますが、
ビレッジハウスなら高齢者でも年齢を理由に断られることは少ないです。

一般的に賃貸物件の入居審査で行われる個人信用情報の閲覧をビレッジハウスでは
行わないと言われています。

個人信用情報は借金やローンの返済、携帯電話の料金支払などに関する
情報のことで、個人信用情報機関で閲覧できます。
(個人では自分の情報のみ閲覧可能)

個人信用情報を閲覧しないということは、クレジットカードやローンの延滞、
スマホ料金の滞納があってもビレッジハウスの入居審査に影響しないということです。

他の賃貸物件で家賃を滞納していても影響しないので、一般的な賃貸住宅の
入居審査に比べるとビレッジハウスは相当ハードルが低いと言えます。

賃貸物件の入居審査に落ちたことがある人からすると、
ビレッジハウスは入居審査のハードルが低すぎてやばいとなるわけです。

ビレッジハウスの入居審査に落ちる要件

他の賃貸物件に比べてハードルが低いと言っても、
ビレッジハウスの入居審査に落ちることも無いとは言えません。

ビレッジハウスの入居審査に落ちる可能性があるのは
 1.前科がある
 2.反社会的勢力に属している
 3.ビレッジハウスで家賃を滞納したことがある
 4.ビレッジハウスでトラブルを起こしたことがある
 5.ビレッジハウスの入居審査に落ちたことがある
 6.ビレッジハウスに適切でないと判断される
といった要件に当てはまる場合です。

「前科がある」については、払い下げられたとは言え
元々は国の事業で建てられた物件を使っているので仕方がありません。

「反社会的勢力に属している」は、
ビレッジハウスの運営会社のコンプライアンス的にアウトです。

過去にビレッジハウスを利用したこと際に家賃を滞納したり何らかのトラブルを
起こしていると、再度ビレッジハウスに入居を希望しても審査に通りません。

また過去にビレッジハウスの入居審査に落ちたことあり、その当時と自分を
取り巻く状況が変わっていないとやはり審査には通らない可能性が高いです。

「適切でないと判断される」は要件として曖昧ですが、内見時の態度が悪いなど
他の入居者に迷惑をかけそうと疑われるなどが考えられます。

普通に生活していれば1と2に当てはまることはありませんし、ビレッジハウスの
利用が初めてなら3・4・5は当てはまらないので注意すべきは6だけです。

内見時の印象が相当悪くないと6にも当てはまりませんから、
ビレッジハウスの入居審査のハードルはかなり低いと言えますね。

ビレッジハウスの悪い意味でやばい部分

ビレッジハウスの良い意味でやばい部分を紹介しましたが、
Yahoo!知恵袋などでは悪い意味でやばいと言われることもあります。

悪い意味でやばいと言われる部分としてまず挙げられるのが
「入居者のマナーがあまり良くないこと」です。

ビレッジハウスは初期費用がほぼゼロで家賃が安く、入居審査のハードルも
低いために他の賃貸物件では断られる人でも入居できてしまいます。

また外国人も多く、文化の違いから日本人からするとマナーが悪いと感じてしまうことが
多いのです。

実際にビレッジハウスを利用したことがある人によると、
 ・深夜にも関わらず大音量で音楽を聞く
 ・周辺や駐車場に友人とたむろする
 ・ゴミ出しのルールを守らない
などといったことがあるのだとか。

総じてマナーが悪いわけではありませんが、他の賃貸物件に比べると
入居のハードルが低い分マナーの悪い人の割合が多くなってしまっているようです。

退去費用が高すぎてやばい

ビレッジハウスから他の物件に引っ越す際にかかる退去費用が高すぎるという意見も
見られます。

ビレッジハウスに限らず賃貸物件から退去する際には
 ・室内クリーニング費用
 ・原状回復費用
を請求されるのが一般的です。

クリーニング費用は部屋の広さや間取りによって変わりますし、
原状回復費用も部屋の使い方次第で変わります。

ただ一般的な賃貸住宅では退去時にかかる費用には入居時に収めた敷金が
充てられるので、請求されるとしても高額にならないケースが多いです。

ところがビレッジハウスは入居時の敷金が不要ですから、
退去時のクリーニング費用や原状回復費用が高額になってしまうことがあるわけです。

実際に数十万円請求されたというケースもあり、
ビレッジハウスから他の賃貸物件に引っ越す際には注意が必要となります。

2年以内の退去で違約金発生がやばい

ビレッジハウスには2年間の最低入居期間が設定されており、
入居から2年以内に退去する場合には違約金が発生します。

通常の賃貸住宅でも2年契約が一般的ですが、
契約期間中の退去で違約金を請求されるケースは少ないです。

ビレッジハウスの場合は入居から2年以内の退去で
 ・12か月未満 家賃3か月分
 ・24か月未満 家賃2か月分
の違約金を請求されます。

いくら初期費用がほぼゼロで家賃が安くても、
退去時に家賃の2か月分も3か月分も違約金を支払うようでは意味がありません。

2年以上住み続けるならビレッジハウスを検討しても良いですが、2年以内に
引っ越さざるをえない事情が発生しそうならビレッジハウスはおすすめできないです。

物件の選択肢が少なすぎてやばい

ビレッジハウスは雇用促進住宅だった建物を買い取って賃貸住宅として
提供しているため、物件数がそれほど多くありません。

国から払い下げられた物件は全部で3000近くありますが、
現状で賃貸住宅として提供されている物件は1000ほどです。

部屋数は全部で10万室程度で借主が決まっている部屋も多く、
これからビレッジハウスを利用しようとすると選択肢が限られてしまいます。

そもそもの物件数が少ないので、自分が利用したいエリアにビレッジハウスの物件が
無いことも十分に考えられます。

また物件があっても空き部屋が無い、
自分の利用した間取りが無いといったこともあるのです。

駅近物件が少ない

ビレッジハウスはどちらかと言うと郊外の物件が多く、
駅近の物件はそれほど多くありません。

元々が雇用促進住宅で2年以内の短期居住を目的としていただけに、
「駅が近い」など利便性を考えた立地条件になっていない物件が多いのです。

実際にビレッジハウスの公式サイトで調べてみましたが、
比較的駅に近い物件でも徒歩20分圏となっています。

家賃が周辺の相場よりもかなり安いですから、
立地条件が多少犠牲になっているのは仕方のないところです。

一人暮らしに適した物件が少ない

ビレッジハウスは2K以上の物件がほとんどで、
2DK~3DKといった間取りの物件が多くなっています。

ワンルームや1Kといった一人暮らしに適した物件は少ないので、
どちらかと言うとファミリー向けの賃貸住宅です。

家賃は一人暮らしにとっても魅力的なほど安いものの、
部屋数が多いので一人暮らしだと持て余す可能性が高いです。

使わない部屋は物置にしても良いですが、
部屋を効率的に使うのなら複数人でルームシェアした方が良いかもしれません。

防音性が低くてやばい

ビレッジハウスの建物は鉄筋コンクリート造なのですが、
各部屋の防音性はそれほど高くありません。

鉄筋コンクリート造の築古物件は、基準には違反していないものの
築年数の新しい物件よりも内壁が少し薄くなっていることがあります。

そのため築古物件では鉄筋コンクリート造なのに防音性が高くなく、
足音やドアの開閉音などの生活音が漏れ聞こえてくることがあるのです。

さすがに某賃貸住宅のように小声での会話が隣の部屋に聞こえることはありませんが、
少し大きい音を立てると隣の部屋に聞こえてしまいます。

隣に住んでいる人が音に無頓着だったり、
反対に神経質すぎるとビレッジハウスでは騒音トラブルになりかねません。

まとめ

ビレッジハウスがYahoo!知恵袋などで良い意味でも悪い意味でも「やばい」と
言われている理由を紹介しました。

入居者のマナーが良くない、
退去時の費用が高いなど悪い意味でやばいと感じる部分も少なからずあります。

それに反して初期費用がほぼゼロ、家賃も相場より安くて入居審査のハードルが低いと
良い意味でやばいと感じる部分も多いです。

築古であることを除けば物件としてはそれほど悪くありませんから、
内見で実際の環境を確認した上で利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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