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ベランダがない物件でも洗濯物を外に干したい!

外干ししてお日様の匂いがするフカフカのタオルを使うと気持ちが良いですが、
バルコニーやベランダがない物件では洗濯物を外に干すのが難しいです。

洗濯物を外に干したい場合はどうすれば良いのかなど、
バルコニーやベランダがない物件の洗濯物事情について詳しく見ていきましょう。

バルコニーやベランダがない物件で洗濯物を外干しする方法

バルコニーやベランダがない物件で洗濯物を外に干したい場合は、
窓の外にハンガーなどを引っ掛けられるものが付いていないか探してください。

集合住宅でもバルコニーやベランダがない部屋だと、
窓の外に何かを引っ掛けるためのフックのようなものが付いていることがあります。

物件によっては何かの配管なのか、
窓の外の壁にステンレスのパイプが通っていたりします。

窓の外にあるフックやパイプに洗濯物ハンガーが引っ掛けられれば、
バルコニーやベランダがなくても洗濯物が外で干せるのです。

窓の外の両側にフックが付いている場合は、
窓を横切る形で物干し竿を渡すことである程度の量の洗濯物が干せます。

片側だけにフックやパイプが付いている場合は、洗濯物ハンガーを1つ引っ掛けるのが
精一杯でしょうから一度に干せる洗濯物の量が限られます。

ただしフックやパイプにそれほど耐荷重性がないことも考えられるので、
物干し竿はできるだけ軽いものを使うのがおすすめです。

また洗濯して水分を含んだ衣類やタオルは結構重いですから、
一度にたくさんの洗濯物を干すのは避けた方が良いです。

玄関前の柵に干す

バルコニーやベランダがない集合住宅では、
玄関前の柵に洗濯物ハンガーを引っ掛けて干す方法もあります。

玄関前の柵は人の落下防止用として設けられているので、
洗濯物を干したぐらいで曲がったり折れたりする心配はありません。

実際にバルコニーやベランダがない集合住宅では、
玄関前の柵に布団を干していることも多いです。

ただし集合住宅によっては玄関前の柵に洗濯物を干すのはNGとなっていることも
ありますから、事前に大家さんや管理会社に確認しておきましょう。

カーテンレールを利用する

厳密に言うと外干しにはなりませんが、カーテンレールに洗濯物ハンガーを
引っ掛ける方法もあります。

カーテンレールは当然窓際に付いているので、カーテンレールに洗濯物ハンガーを
引っ掛けて窓を開けておけば外干しとほぼ同じです。

ただカーテンレールには耐荷重性がほとんどありませんから、一度に大量の洗濯物を
干すとカーテンレールが曲がったり折れたりする恐れがあります。

賃貸物件だと退去時に原状回復でカーテンレール代を請求されることになるので、
カーテンレールを利用する場合は洗濯物の量に注意しましょう。

またカーテンを閉めたままだと、カーテンと洗濯物が触れあっている部分が
乾きにくくなる上に部屋干し臭が付いてしまいます。

カーテンレールに洗濯物を干す時はカーテンは開けたままにしておくのがベターです。

日当たりの良い部屋で物干しラックを使う

南向きで日当たりが良い部屋であれば、日がよく当たる場所に物干しラックを置いて
洗濯物を干すのも1つの方法です。

これも厳密には外干しにはなりませんが、
日光の力で洗濯物を乾かすという点では外干しと同じと言えます。

折りたたみ可能な物干しラックにすることで、
洗濯物を干さない時はたたんで収納できて邪魔になりません。

ただしワンルームだと物干しラックを窓際に物干しラックを置くことで、
居住スペースが狭くなってしまいます。

部屋が複数かワンルームでもスペースに余裕のある物件でないと、
物干しラックを使うのは難しいかもしれません。

外干し以外で洗濯物を乾かす方法

バルコニーやベランダがない物件で洗濯物を外干しする方法をいくつか紹介しましたが、
バルコニーやベランダがないなら外干しを諦めるという手もあります。

洗濯物はどうしても外に干したいと言うならともかく、
とにかく乾けば良いなら外干しにこだわる必要はありません。

外干し以外で洗濯物を乾かすのに一番手っ取り早くて簡単なのは
「コインランドリー」を利用することです。

コインランドリーには乾燥機が置いてありますから、
その乾燥機を使って洗濯物を乾かすわけです。

乾燥機は10分100円ぐらいで、
4人家族の2日分相当である14kg程度なら10分で十分乾きます。

1人暮らしなら1週間分の洗濯物で大体14kgになりますから、
乾燥機の利用にかかる費用は月に400~500円程度となります。

自宅で乾燥機を使う場合も同じぐらいの電気代がかかりますし、コインランドリーの
乾燥機の方が性能は上なのでコインランドリーの方がコスパは高いです。

洗濯もコインランドリーで済ませると乾燥と合わせて
1回当たり500~1,000円ぐらいかかるので、自宅で洗濯・乾燥するよりも割高です。

自宅で洗濯して、乾燥だけコインランドリーを利用する方が費用を節約できます。

浴室乾燥機を使う

物件に浴室乾燥機が付いているなら、
浴室乾燥機を使って洗濯物を乾かすのもアリです。

バルコニーやベランダがなくて外干しができない物件では、
代わりに浴室乾燥機が付いているケースが少なからずあります。

浴室乾燥機の使用には1時間で大体32円程度の電気代がかかります。

浴室の広さによっては一人暮らしなら1週間分ぐらいは
2~3時間で完全に乾燥させることが可能です。

2~3時間程度の使用なら電気代も100円以内に収まりますから、
一度に大量に洗濯物が乾かせるほど浴室が広ければコインランドリーよりお得です。

ただ浴室がそれほど広くなく、1人分の洗濯物でも1週間に2~3回浴室乾燥機を
使わないといけないとなるとコインランドリーより割高となります。

乾燥機付き洗濯機を購入する

物件の防水パンに収まるのであれば、
思い切って洗濯機を乾燥機付きのものにすると良いかもしれません。

乾燥機付き洗濯機と言えばドラム式で高額のイメージが強いですが、
最近は縦型でリーズナブルなものも出てきています。

メーカーや節水タイプにこだわらなければ、
一人暮らし向けの容量の小さいモデルが6万円台で購入可能です。

節水タイプのドラム式でも容量の小さいモデルだと10万円台で購入できます。

決して安くありませんが、
6~10万円台であれば一人暮らしでも奮発すれば何とかなる金額ではないでしょうか。

価格の安い乾燥機付き洗濯機は電気代が少し高くなりますが、
コインランドリーや浴室乾燥機よりも洗濯物を乾かすのに手間がかかりません。

コインランドリーのように営業時間を気にする必要もなく、
いつでも洗濯物を乾かせるのは乾燥機付き洗濯機の大きなメリットです。

冬場ならエアコンで洗濯物を乾かす

冬場限定の方法となりますが、エアコンで洗濯物を乾かす方法もあります。

暖房設定にしたエアコンをつけた部屋に洗濯物を干しておけば短時間で乾きます。

冬場は乾燥しているものの日照時間が短い上に日差しも弱いので、
外干しでも完全に乾くまでには結構時間がかかります。

洗濯物の量にもよりますが、
暖房をつけた部屋に干している方が乾くのが早いぐらいなのです。

冬は部屋に居る時に暖房をつけることも多いですから、
そのついでに洗濯物を干しておけば特に手間はかかりませんし電気代も節約できます。

エアコンに取り付けられるエアコンハンガーといったグッズを使うと、
より効率的に洗濯物を乾かせます。

また冬場に暖房をつけると部屋が乾燥しますが、
洗濯物を干すことで部屋を適度に潤わすことができるのです。

洗濯物が乾かせて部屋の乾燥も防げる、
エアコンを使った冬場の部屋干しは悪いことばかりではありません。

こまめに洗濯して部屋干し

洗濯物を外干ししたい理由の1つが「部屋干しすると洗濯物が臭くなる」ことです。

部屋干しした洗濯物が臭くなるのは、乾くのに時間がかかるため
水分を多く含んだ状態が長くなって臭いの元となる雑菌が増えてしまうからです。

一度の大量の洗濯物を部屋干しすると、部屋の湿度が上がって洗濯物に含まれる
水分が放出されにくくなって乾くのに時間を要します。

少量をこまめに洗濯して部屋干しすれば、部屋の湿度もそれほど上がらずに
比較的短時間で乾いて臭くなりにくいのです。

サーキュレーターや除湿器、エアコンの除湿機能を併用すれば、
さらに洗濯物が短時間で乾いて部屋干し臭がつきにくくなります。

バルコニーやベランダがない物件で布団を外に干したい

外干ししてフカフカでお日様の匂いがする布団で寝ると気持ちが良いですが、
バルコニーやベランダがない物件で布団を干すにはどうすれば良いのでしょうか?

集合住宅の場合であれば、先にも書いたように玄関前の柵に布団を干す方法が
1つあります。

部屋が南向きだと玄関は北側にあるので、
玄関前の柵に布団を干しても効率的に日光は当たりません。

ただ効率的に日光に当てられなくても布団を乾燥させることにはなるので、
干さないよりも衛生的です。

もう1つ「窓に干す」というのもバルコニーやベランダがない物件で布団を干す方法と
なります。

どんな物件でも窓が無いことはありませんし、
南向きの部屋であれば窓はちょうど日光がよく当たる場所にあります。

窓の桟に布団を被せる形で干しておけば、
日光が布団の湿気を乾かしてフカフカにしてくれるのです。

ただバルコニーやベランダと違って窓は布団を干すことを前提にしていませんから、
窓の外側の壁が汚れています。

そのまま布団を窓で干すと外壁の汚れが布団について、
かえって衛生面が悪くなる恐れがあります。

窓や玄関前の柵に布団を干す場合は、
布団干し袋という専用の袋に入れて干すのがおすすめです。

袋に入れておけば外壁がいくら汚れていても布団には影響しません。

布団に直射日光は当たらないものの、
袋の中の温度が上昇するので布団はしっかりと乾燥してフカフカになって衛生的です。

布団干し袋は2,000円ぐらいしますが、
何度も繰り返し使えるのでコスパは低くありません。

コインランドリーで布団を洗濯・乾燥する

洗濯機で洗える布団ならコインランドリーで洗濯・乾燥するのも1つの方法です。

少し大きめのコインランドリーに行けば、
布団用の大型洗濯乾燥機が1台ぐらいは置いてあります。

洗濯もしくは乾燥のみなら500円程度でできますが、
洗濯から乾燥まで行うと料金が1,000円超えます。

衣類やタオルなどと違って布団は毎日洗うものではないので、
月に1~2回程度の利用なら金銭的負担もそれほど大きくなりません。

ただ布団が洗濯機・乾燥機に対応していないとダメですし、自宅の近所に布団用の
大型洗濯乾燥機を置いているコインランドリーがないとどうしようもないです。

バルコニーやベランダがない物件で洗濯物を外干しする際の注意点

バルコニーやベランダがない物件で洗濯物を外干しする際は、
まず「上から何か落ちてこないか」を確認することが重要です。

特に集合住宅の場合、上階から水などが落ちてこないか
鳥が落とし物をしないかといったことを確認しておかないといけません。

外干ししたことで水や鳥の落とし物によって汚れたのでは、
せっかく洗濯した意味がなくなってしまいます。

窓の外に干す際には必ず事前に上から何か落ちてこないかを確認しましょう。

もし同じ集合住宅内で同じように外干ししている住人が居るなら、
上から何か落ちてこないか聞いてみるのも良いかもしれません。

洗濯物の落下に注意

バルコニーやベランダがなく窓の外に洗濯物を干す場合には、
洗濯物が落下しないようにすることも必要です。

特に集合住宅で2階以上に住んでいる場合は、
洗濯物を落とすことで下階の人に迷惑をかける恐れがあります。

落下した洗濯物が下階の窓サッシなどに引っ掛かると、洗濯物を下階の人に
取ってもらうか洗濯物を取るために部屋に入れてもらわないといけません。

戸建てでも表通りに面した窓に干した洗濯物が落下すると、
表通りを歩く人や走る車を思わぬトラブルに巻き込むことも考えられます。

少々の風であおられても落ちないように、
洗濯ばさみなどでしっかりと固定しておきましょう。

窓の外についているフックに物干し竿を渡す場合は、物干し竿ごと落ちないように
物干し竿をフックにワイヤーなどで固定するぐらいのことが必要です。

集合住宅では隣室の人の迷惑にならないように

バルコニーやベランダがない集合住宅で洗濯物を外干しする時は、
隣室の人に迷惑をかけないように心がけましょう。

窓の外についているフックやパイプに洗濯ハンガーを引っ掛ける方法だと、
風であおられた洗濯物が隣室の窓に当たってしまう恐れがあります。

風であおられても洗濯物が隣室の窓に当たらないかを確認して、
当たらないとしても隣室の人に洗濯物を外干しすることを伝えておくのがベターです。

まとめ

バルコニーやベランダがない物件でも、工夫すれば洗濯物を外干しできますが、
多少お金がかかったり、周囲の住人に迷惑をかける恐れもあります。

場合によっては外干しできないことも十分に考えられますから、
次の引っ越しではバルコニーやベランダがない物件を探しましょう。

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